ホーム 上へ サイトマップ

化学IC
化学IC ムーアの法則 シリコンカーバイト

 

 

 半導体素子ではありませんが、これからの”化学”のあり方として興味深いので、ご紹介します。

 石油精錬工場では、原料のうち製品となるのは、その1/10だという。医薬品等の化合物では、原料の1/100程しか製品になれない。つまり原料のほとんどが無駄なゴミになってしまっていた。これは、巨大な化学プラント工場を使用しているからだそうだ。実験室のフラスコの中でこれらの化学反応を行うと、原料や試薬の量が効率良く使える。最近これを”マイクロ化学”と呼んでいる。

 分子が混ざり合い、反応するスピードは、容量の2乗に反比例する。直径1センチの試験管で1時間掛かる反応は、直径0.1ミリでは、わずか0.3秒ですむ。加熱も1秒間に1000度上昇させることも可能。

 集積化学チップ(化学IC)は、ガラスの板の表面に0.1ミリの溝を掘り、試薬をこの溝の中を通過させながら混合・反応・分離・検出までおこなうものであります。一度に生成出来る量は、少ないですが、この化学ICをパラレルに動作させれば、大量生産も可能である。

 

[ ホーム ] [ 上へ ]

この Web サイトに関するご質問やご感想などについては、下記の電子メールまでお送りください。
  (大変申し訳ございませが、フリーメールアドレスからは受付しておりません。)