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2011年度実績

電気システム工学科の大学3年生1名が、弊社開発部にてデジタル回路開発の実習を行いました。

主な実習項目は、下記の通りです。

論理回路演習
HDLシミュレータのセットアップ
HDLコーディング演習
シミュレーション演習
ドキュメント演習(仕様書作成)
回路検証
プレゼンテーション
まとめ

 

<インターン生の感想文>

1.目的
大学の講義では、経験したことのないようなことをして、色々なことを学ぶ。また社会ではどのように製品の開発をしているのかを実際に見て、どのように行っているのか学びたい。

2.研修内容
・Verilog-HDL記述を学ぶ
・デジタル回路の作成
・日報の作成
・設計書(内部/外部仕様書)の作成
・報告及び発表

3.研修の結果得たもの
今回のインターシップでは、LSIの開発をするとのことだったが、実際にはLSIのプログラミングについての作成を行った。プログラミングであるため、自分が主体となっ
て、Verilog-HDLについての記述はどのようなものなのか、実際にmodelsimによりプログラムを作成して動作の確認を行った。
初めは、Modelsimの使い方やVerilog-HDL記述はどのようなものなのかを知るために、テキストの例題を用いてVerilog-HDL記述のしかたや、Modelsimの使い動作の確認
を行うことにした。初めにVerilog-HDL記述によるカウンタ、シフトレジスタなどの回路についてテキストの例題を参考にして動作の確認しタイミングチャートがどのよう
なものであるのか確認しようとしたが、何度もエラーがでてしまい、修正したりしてプログラムからエラーがでないように何度か修正したが、それでもエラーが出てしまった。
Modelsimの使い方について、インターネットを参照して確認してみると、Verilog-HDL記述と似たようなプログラムがあり、プログラムによってファイルの拡張子を変更し
なければ、動作しないことがわかった。そのことを踏まえ確認してみると拡張子が違っていたため、プログラムをコンパイルしてもエラーが出てしまっていたのだとわかった。
次に、仕様書についての書き方及び重要性について学んだ。仕様書には、外部仕様書と内部仕様書、内部の詳細があり、外部仕様書は、製品がどのようなものであるかその
外見と使用方法について図で示したものである。内部仕様書は、実際に目で見えないよう内部がどのようなものであるか、今回の場合ではプログラムについてブロック線図で
示したもので、詳細では、各ブロックがどのようなものかそれぞれのブロックで動作や回路を説明したものであると学ぶことが出来た。
全体を通して製品の製作の流れについて学ぶことができた。

4.研修の感想
今回のインターシップでは、まずプログラムについてVerilog-HDL記述について理解しなければ、作業することができなかった。特に今回行ったプログラムでは、タイミ
ングチャートについての理解が重要となっていた。2日目のインターシップで、カウンタやシフトレジスタについて発表したが、実際に指導責任者の方に発表してみると、質
問されても答えることが出来なかった。テキストだけでは、プログラムについてModelsimにより動作よりタイミングチャートを確認してもそれをどのようにして製品では使
えば良いのか、自分では理解が難しい部分がいくつもあった。また、仕様書について、自分ではなく相手がわかりやすいように作成しなければならないため、どのようにすれ
ば見やすく、相手に伝わるのかといったことも考えて進めた。全体として設計について、どのように行っていけばよいのか学ぶことが出来たので良い勉強になった。
大学では学ぶことができなVerilog-HDL記述について学ぶことが出来た。今まで使ったことのない言語を使うことができたので、良い刺激になった。これをきっかけに他の言語についても視野を広くして学びたいと思った。

 今回のインターンシップでは、論理回路演習、シミュレーション演習、ドキュメント演習を行って頂きました。基礎的な演習を行って頂くことで、実際の開発現場での作業を体験できたのではないかと思います。日報を毎日作成することで、報告書の書き方や、報告する手法も身につけて頂きました。この日報を書くことで、自分の作業を第三者的に見直せることも学んで頂けたようです。
今回のインターンシップ体験を、今後の人生に役立て、ご活躍してください。

 

 

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